明治から大正時代にかけて白根などで発行された小さな唄本について紹介する予定です。
刊記をもとに発行者の住所(戸籍)を次に掲げてみる。
〇丸山広蔵 新潟県古志郡新町村二百八十一番戸
〇地田多作 新潟県刈羽郡柏崎大字仲町四十番戸
管見の限り以上の二人が発行した唄本が一番多く残っている。そのほかには次のような発行者が確認できる。
〇岡田信松 潟県中蒲原郡白根町字六之丁百九十四番戸
〇栗山清七 新潟県南蒲原郡三条町字常盤町三十番戸
〇玉木寅蔵 新潟県中蒲原郡茨曽根村大字茨曽根第二百九十六番地
〇中島嘉七 新潟県三島郡与板上町
〇五十嵐清吉 新潟県中蒲原郡新津古町
〇丸山音八 加茂中町
〇常盤屋時造 三条町
冊子体のものはおもに「くどき節」の唄本、長形のものは「一ツトセ節」や「手毬うた」の唄本であるが、写真の地田多作発行「長野縣塩尻遊郭情死一ツぶし」は冊子体になっている。
あとで記載します。
あとで記載します。